このトレーニングでは、筋力アップは勿論ですが、基礎代謝のアップやけがのリハビリ効果、脳梗塞の後遺症改善や宇宙飛行士の筋力低下防止などの研究が進められているそうです。
単なる筋力アップのトレーニングではなく、さまざまな医学的に立証された効果をあらゆる分野に応用して医学的な効果を得ようとする意欲的な試みです。
●加圧トレーニングに期待できる効果
加圧トレーニングの効果のひとつとして注目されているのが、成長ホルモンが多量に分泌されること。若返りやダイエットに効果があると期待されています。
■ 基礎代謝アップでやせやすい体に
筋肉は活動するためにたくさんのエネルギーを使います。つまり、筋肉がより多くあれば、それだけ脂肪を燃焼しやすく、やせやすい体といえるのです。 特に運動しなくても消費されるエネルギーのことを基礎代謝といいますが、筋肉が増えれば増えるほど基礎代謝が上がります。
加圧トレーニングによって筋肉が増大すれば、やせやすく太りにくい体になるのです。これがダイエットには大切なのです。加圧トレーニング経験者に「冷え性が治った」「汗をかきやすい体質になった」という人がたくさんいますが、 これは基礎代謝が上がった証拠。ダイエットだけでなく、なかなか直らなかった不調の改善も期待できます。
■ ケガのリハビリに大きな期待
軽い負荷の運動で、血行や成長ホルモンの分泌を促進できることから、スポーツ等によって負ったケガのリハビリ(医師による加療後の運動療法)として、加圧トレーニングを取り入れ、大きな効果を上げている事例も多々あります。
これらは加圧によって起こる血流の変化と、多量に分泌される成長ホルモンによるものと考えられています。
■ 脳梗塞などの後遺症改善に
医療の現場では、脳溢血や脳梗塞などが加圧によって改善されるケースが報告されています。従来のリハビリから考えると、まさに革命と呼んでもいい効果が上がっています。
ただし、これらのケースは医療的な診断、処方の下で行わなければならないため、医師の加圧トレーニング資格者の下で指導を受けることをおすすめします。
■ 宇宙飛行士の筋力低下防止に
宇宙空間では、重力がないために1日に約1%もの筋肉が失われていきます。長い宇宙滞在の末、地球に帰還した際には、筋力が低下して歩くこともできなくなってしまうといいます。
宇宙飛行士はこの筋力低下を防ぐために、1日2時間ものトレーニングをしなくてはならないそうですが、短時間で効果の上がる加圧トレーニングなら、貴重な宇宙飛行士の時間を節約できます。
現在、研究が進められていて、宇宙で加圧トレーニングが行われる可能性もあります。

