このトレーニング法を始めて知った時には、何かいかがわしい変なトレーニング法があるものだと半信半疑でした。
しかし、興味を持って調べていくうちに、有名大学との共同研究による医学的な裏付けのある確立されたトレーニング法であることが分かりました。
以下に、ご紹介します。
■東京大学石井教授による加圧トレーニングのメカニズム説明
筋力アップのメカニズム
軽い負荷でも大きな成果が得られる加圧トレーニングの筋力アップ効果。そのヒミツは速筋が鍛えられることにあります。
1.筋肉には2種類ある
人間の筋肉には、酸素を使って活動しほとんど太くならない「遅筋」と、酸素がなくても糖を燃焼させて活動でき、太く発達する「速筋」があります。筋力アップするには、この速筋を鍛えます。
2.速筋を鍛えるには
遅筋は軽い運動でもすぐに活動をはじめるが、速筋は大きな負荷がかからないと動き出さない。通常は、ハードなトレーニングでのみ鍛えられます。
3.加圧によって血流を制限
加圧することで血流が適正に制限されると、遅筋が活動するための酸素が不足します。この状態でトレーニングをすると、酸素がなくても動ける速筋が活動し始めます。
4.筋肉が“だまされる”
加圧によって、筋肉はハードなトレーニングをしたような状態と同じになり、筋力がアップされます。つまり、筋肉が加圧に“だまされる”ということです。
成長ホルモンアップのメカニズム
加圧トレーニングの効果のひとつとして注目されているのが、成長ホルモンが多量に分泌されること。若返りやダイエットに効果があると期待されています。
1.乳酸が蓄積する
速筋が活動をすると、老廃物である乳酸が生成される。加圧によって血流が制限されているので、乳酸は筋肉の中に蓄積されていきます。
2.成長ホルモンを分泌する指令が出る
乳酸がたまると、感覚神経がそれを察知して、脳の視床下部という部分に信号を送る。視床下部はさらに脳下垂体というところに成長ホルモンを分泌させるように指令を送ります。
3.約290倍の成長ホルモンで若返り
加圧トレーニング後に血中に含まれる成長ホルモンを計測すると、通常のトレーニング時の約10倍、安静時の約290倍にもなっていた。成長ホルモンは「若返りホルモン」とも呼ばれています。
4.ダイエット効果に期待
成長ホルモンは、中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解する効果がある。これによって体脂肪を減らす効果が期待されています。

